私には和歌の素養がないので、和歌の素養がある人がいいと言ってた歌を味わってみて「うん、やはりいい」と確認するぐらいのものだ。百人一首以外は。
そのように最近知り、携帯している歌として、宮城にあそぶ人々に共感できるようなものがあったので紹介しておく。
さまざまに
こころぞとむる
みやぎのの
はなのいろいろ
むしのこえごえ
このような歌のおかげで、平日仕事をしてても、気分は遊んでいる、庭には積もった雪、夜には月が出ている。
そんな季節の移り変わりの事象一つにも、心が豊かになっていく。
遊ぶというのは、時間とお金をかけてするものではなくて、こういう隙間時間に窓の外を眺めたり、夜空を見上げたりすること、なのかもしれない。
ちょうど、今「言語の本質」という本を読み始めたところで、オノマトペについて研究できそうだ。上記引用の歌にある「さまざま、いろいろ、こえごえ」こういうのはオノマトペなのかどうなのか?
オノマトペといえば、私は「ふつふつ」っていう言葉が結構好きだ。
なんか力が湧いてくるような気がする。
そしてなぜか、高校時代、高校の廊下を走っていたときの場面を思い出す。
高3の時、1日2コマしか授業がなかったので、教室と図書室と会館の間を移動してた時、基本小走りだったような記憶がある。
座右の銘は特にないので、ことわざみたいに言葉として独立してるようなものより、身体感覚に根付いたオノマトペの「ふつふつ」の方が私にとっては何というか重宝する。
自分にしっくりくる名言やことわざがないという人は、オノマトペから探してみてはどうだろう?
月を撮ったつもりが太陽のように見えなくもない
やすやす