秋に限らず、複数の本を同時に読み進めています。3冊以下になることはないと思います。
全く違うジャンルの本が偶然同じことを言ってたりという不思議なことも起こります。
本を読むと、「事実は人を傷つけない」ということが、身に沁みて分かります。
人を傷つけたり、落ち込ませたり、弱らせているのは、いつも自分。
事実に対する自分の評価。自分で評価して、勝手に自分で傷ついてるのが人間です。
そして、その評価にきちんとした根拠などないのが普通です。
絶望のどん底にいても元気な人、幸せの絶頂にあっても心が塞いでる人。そういう人々が本に登場してきます。
事実にいちいち傷つかない。そうなると、それだけ強い人間になれる。何の足しにもならないと思われる人もいるかも知れませんが、本から得られる力は絶大です。
そして、本読みを継続してきた最近になり思うのは、衝撃を受ける言葉に会う確率が上がってきているということです。
本を読めば読むほど、密度が濃い読書をできるようになるのかも知れません。
よく、年のせいで物覚えが悪くなったという人がいますが、私は年を取れば記憶力も向上すると心から信じています。
そのようなことを示す、科学的根拠も好きで読んだりしてます。
ということで、活字が高解像度のカラー映像として脳内に立ち上がってしまう私のおススメは、これです。
「選んだ理由。」石井ゆかり著 みしま社出版
占い師(石井さん)が、インタビューを行っていくという内容です。
インタビューの相手は、事前に知らされてないという面白い設定です(これを闇鍋インタビューというらしい)。
テーマは「選択」について。人は何を基準に何をどう選んでいくのかを、言ってみれば「選び」を生業としている占い師が、いろんな人から話を引き出すことによって「選択」の秘密を解き明かしていこうという内容です。
その答えのないような問いに読者としても引き込まれてしまいます。
ゆるい対話体の文章の中にも、一ページ毎にハッと気付かされることが散りばめられているところが凄いと思いました。今度は、この出版社の他の本も見てみようと思います。
やす@完全に趣味のブログやないかい(笑)