良く晴れた、少しだけ春の兆しが感じられる土曜日でした。
今日、3月10日は私の祖母の誕生日。
生きていれば103歳になってました。
東日本大震災の一年前にこの世を去っています。
生きていようがいまいが、祖母の生命力の強さは、いつも私を支えてくれているので、とりあえず実家に行ってみました。
実家には誰もいませんでしたが、物置小屋で、彼女が残していった本「短歌に生かされて」を見つけたのでパラパラと読んでみました。活字を追っているうちに、短歌の一つ一つが生き生きと、語りかけてきました。「おばあさん、全然死んでるようじゃないよ」と心の中で話してきました。
これが、誕生祝というか、供養というか何なのか分かりません。けど来年も同じことをしようと思います。
歌が好きで、人が好きで、茶の間にはいつも来客が絶えなかった、田舎の商店のおばあさん。
あと一年生きていたら、東日本大震災をどのように詠んだでしょうか?
ちなみに、このおばあさん、大変な時代を生き抜いただけあって、短歌も詠むけど、啖呵も相当なものでした。
孫のブログに登場させろと、そろそろ文句を言いそうなので出しました。
やす