YouTubeチャンネルsushiyasushiにコメントを頂いたので、改めて聴き直してみました。
アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓十五の君へ」です。
映画「くちびるに歌を」の主題歌にもなっていて、その映画は私のおススメです。
合唱コンクールの課題曲ともなったことから、合唱人でこの曲を知らない人は少ないのではないでしょうか?
みなさん、十五歳の時どんな風でしたでしょうか?
ぜひ身近な人にでも、語ってみてください。
私の場合は、田舎の中学3年生でしたので、毎日駅伝の練習に明け暮れていました。ひたすら、校庭やロードコースを走っていました。郡大会を突破できなくて悔しい思いもしましたが、何かに本気で取り組んだのはその時が初めてです。
勉強の方は、本気を出すと目立ってしまうのでセーブしてました。当時は、宮城県で100位以内に入ると1ページ目に名前が載る模擬試験が行われてました。うっかりその欄にランキングされてしまうと「すごい人」と思われてしまいます。広域管内の優秀者の欄にひっそりと載ってる方が変なライバルもできないで済みました。また、高校や大学に受かると新聞に名前が出てしまいます。個人情報が洩れていろんな人から声を掛けられました。ある意味いい時代だったとも言えますが。
同じ中学校から一人だけ違う高校に進学することになりましたが、当時の教頭先生が私一人のために合格発表を見に連れていってくれたことが思い出されます。雪の降る日でした。その合格発表には同じ郡の駅伝仲間なども来ていました。
中学校卒業の少し前に体育館が火事で全焼しました。教室の窓から、黒焦げになった巨大オブジェのようなものが見えました。
学びの多い中学時代でしたが、その一つに「己の欲せざること人に施すことなかれ」というのがあり、記憶に刻み込まれています。
当時の自分に手紙を書くとしたら?
やはり、「ありがとう」とだけ伝えたい。
15歳の自分に限らず、いつの時代の自分も「今」につないでくれたのだから。
って考えてみると、結局私は、「自分大好き人間」である。
やす