若星Z☆つれづれ日記

若星Z☆=わげすたーづ、と読みます。 みちのく杜の都・仙台を拠点に活動しています。一緒にうたってみませんか?メンバー常に募集中。【連絡方法】 下記のメールアドレスまでご一報ください。 練習場所等のご連絡をさせていただきます。 演奏等のご用命もこちらへどうぞ。 アドレス wage-starz@hotmail.co.jp

たべっ子どうぶつ

私の子供の頃の英語の家庭教師はギンビス社の「たべっ子どうぶつ」でした。

これで動物の英語名をネイティブ並みに脳に刻み付けることができた。

覚えた後にそれを食べるということが、覚える楽しさを増幅させて、記憶するという行為自体に対する、モチベーションが高くなったのだと思う。

 

大人になった今でも、何かを覚えるということが楽しくてしょうがないのです。

 

そういうわけで、今週末もなにがしかの救済を求めて、書棚のある施設や店舗を彷徨っていた。

 

私が勝手に観光大使を務めているつもりの大崎市の図書館では、そんな私に向けられたとしか思えない言葉が飾られていた。

「自分を救うのは、本じゃなくて、読んだ君自身だよ」

というような意味の言葉だ。

 

知を求める旅の途中でこのような言葉に出会うとは、やはり私にとっての聖地なのかもしれない。

 

そして、ジャケ買いならぬ「表紙借り」表紙を見た瞬間のインスピレーションで借りる本を決める。

 

表紙借りした中の一冊に地理の本があって。それが面白い。

 

地理の本なのだが人生全般に役立ちそうなことが書いてある。

角田陽一郎著

「人生が変わるすごい地理」。

 

当たり前の事実が書いてあるだけなのですが、それが何というか心に刺さると同時に癒される。

例えば、日本史で一番長い時代である縄文時代の存在が分かったのは100年前ぐらいなのです。しかも詳しいことは分かってません。1万2700年続いた時代のことを、聖徳太子も、徳川家康も、昔の偉い人達は知らなかったのです。

1877年(明治10年)に大森貝塚が発見されたのがきっかけなので。

 

日本という国の陸地面積は、世界で61位です。

一位のロシアが170とすると、カナダ、アメリカ、中国が約100。

日本は4ぐらいです。なんとちっぽけな国なのでしょう。

 

ところが、領海と排他的経済水域の面積や海岸線の長さでは、世界で6位になります。

 

というとこで、日本は海洋国家であるということが分かります。

 

このように、事実を挙げていって組み合わせると、驚きの真実が浮かび上がってきて、誰かに教えたくなってしまう。

 

そうゆう要素がふんだんに詰まったのが、この本であり、その思考の根底にあるのがこの本で言っている地理思考というものです。

 

地のことわりをよく知って、環境がもたらす不幸や理不尽に負けないようにしよう、というのがこの本のテーマの様でした。

 

特に努力をしてる人に読んでもらいたい一冊です。

 

やす