今週頑張った自分へのご褒美は、体験型のプレゼント。
前回の関東地方への出張の時に思いついて、ずっと温めていた計画を決行した。
聖地巡礼である。
何の?
車寅次郎、「男はつらいよ」のである。
旅の足取りはこうである。
私の出張帰りのルートで、途中下車できる駅、上野駅で改札から出る。
金町線に乗り換えて、柴又で降りる。
聖地柴又に降り立った私は、初めての地であるにもかかわらず、「ただいま」と言いそうになった。駅前には寅さんの銅像、これがまた最高にカッコイイ。
そして、寅さんの目線の先にあるのは妹さくらさんの銅像であった。
寅さんが旅に出かけ、そして帰ってくる土地が、こんな風になっていたんだということを感じながら、古い商店街を歩いた。
真っ直ぐ歩いていたら、帝釈天に着いた。
映画で見てて、なんとなく階段か坂を登った上の方にあるというイメージを持っていたのだが、そこは商店街と同じ高さにある社だった。
こういうことは、実際に来てみないと分からないものだ。
帝釈天の門前では、寅さんのオープニングテーマが繰り返し鳴っていた。
帝釈天の裏手の方に回って歩くと、葛飾柴又寅さん記念館とその併設の山田洋次ミュージアムがあったので、入館した。
寅さんの生きた世界にどっぷりと浸り、山田監督の映画の世界も観て、感情移入した。
その後は、江戸川の堤防から矢切の渡しを見て、堤防の上を金町まで歩き、JRで上野駅まで戻った。
寅さんという存在が今にでも出てきそうな、街を歩き、旅の途中で、孤独に旅を続ける寅さんに思いを馳せて、柴又の風景の中を歩くことができた。
このような体験型のプレゼントをくれた、自分自身にありがとうと言いたい。
次の、聖地巡礼の資料も入手した。
それから今回分かったのは、「キャプテン翼」のご当地でもあるのだ。
楽しみが増えた。
やす