♪倒れるように寝て 泣きながら目覚めて
人混みの中でボソボソ歌う~
草野正宗「魔法のコトバ」より
このスピッツの歌の歌詞にもあるように、社会人になってほとんどの人が経験することだとは思うが、家と職場の往復だけの毎日で余裕がなくなって、気付いたら人混みの中を歩きながら歌ってたり。
人間が本質的に歌を必要としていると思うのは、このような時だ。
私も、声がかき消されそうな国道沿いのガード下などを延々と歩きながら歌うということを何年続けていたか分からない。そうでもしなければ、気が狂いそうなギリギリの職場環境を渡って来たということもあるが。
今は歌う仲間がいる。
そんなに大げさなことではないが、少しずつ効いてくる薬のように、心が満たされていくような気がしてるので大切にしている。
金曜日の今日は、会社帰りに某文化ホールのパフォーマンス広場で2時間ほど、人知れず練習をしていた。ここに書いた時点で人知れずではないが、練習中は「ひとり」って感覚と、「ひとりだけどひとりじゃない」って感覚を感じながら練習することができた。
やす