若星Z☆つれづれ日記

若星Z☆=わげすたーづ、と読みます。 みちのく杜の都・仙台を拠点に活動しています。一緒にうたってみませんか?メンバー常に募集中。【連絡方法】 下記のメールアドレスまでご一報ください。 練習場所等のご連絡をさせていただきます。 演奏等のご用命もこちらへどうぞ。 アドレス wage-starz@hotmail.co.jp

日うた総会レポ、その3(完結編)

(長文にて失礼) 題 「うたごえ」におけるグランドライン  海賊による冒険物語を描いた、尾田栄一郎氏の漫画「ワンピース」で途方もない大海賊たちが集まっている海域とされているのがグランドライン(偉大なる航路)である。  今回の日うた総会への派遣で何度も感じたのは「グランドラインに来てしまった」ってことだ。何気なく隣に座った人が、楽譜の作者欄で名前しか見たことのない本人だったり、有名な作曲家が隣でまっさらな五線紙をすごい勢いで埋めていってたり、どこかの合唱団の団長だったり、何とか会の会長だったり、・・・そしてほとんど全員が芸に秀でたアーティストなのだ。  そのような人ばかりが200人ぐらいいる中で、丸2日間過ごした。全員と話したわけではないが、私が会った人達は、やんごとなき人が多かった。 そんな中で、同じ宮城県から参加の石垣さんや新井さんは、一日目の開会の時から近くの席に集まって座ってくれ、私の発表の前後などに声をかけてくださった。ずいぶん勇気をもらった。
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 一日目の夜、うたごえの70周年レセプションが行われた。 参加者が大海賊団の船長クラスだとしたら、鏡抜きの儀で壇上に上ぼるような人たちはそれはもうレジェンド級の、時代を代表するような人たちであった。
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 立食パーティー形式で、美味しいお酒と料理を楽しみつつ、そのレジェンド級の人達が壇上で話すことにも感心しながら聞いていた。  その中では、普天間かおりさんの話が一番印象に残っている。沖縄の基地問題、それは日本国民全員の人権の問題だと、再確認させられた。参加者の涙腺に訴えかけるような感動的な歌とスピーチであった。  レセプション終了後、新井さんは主要な人物と思われる人たちと私を引き合わせて紹介して下さった。その全員を覚えることは出来なかったが、その中には池辺氏や小森氏もいて「こいつが仙台のホープです」と言って何人もの方に紹介して下さった。少し恥ずかしくもあったが、酔った時の新井さんの明るさやパワーは、本当にすごいと思った、周りの人を元気にする。  青年たちで集まって二次会をしようということになり、四ツ谷駅を挟んだ向こうにある居酒屋に連れ立って行った。
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 青年うたごえで毎回見る人もいれば、新しい人も何人かいて、各地域でも青年の人材育成に力を入れていることが窺えた。全国の仲間と時々このようにつながっていられるのは、幸せなことだ。中には若星Z☆と波長が合いそうな人も少なくない。似たようなことをしてるからか?  その場を途中退席して、上野の忍者道場に駆け込んだことは、以前の記事で書いた。現場に着いてもヒントが少なくて見つけるのが大変な、忍者のような宿であった。布団が天井に貼り付いて、落ちたらマキビシが・・・というのはウソで、普通のカプセルホテル風、壁に鎖鎌や手裏剣が飾られてるってだけ。  二日目は、5時半頃起床。至って普通のシャワールームや洗面所を使い、身支度を整え、7時頃フリーチェックアウト(勝手に出ていって)の忍者道場から忍び出る。  そこから徒歩で四ツ谷まで歩くことにした。それが今回の旅の唯一と言っていい観光となる。さすがはアメ横の界隈、こんな朝から開いてる食堂も多い。御徒町近くの蕎麦屋で朝食を摂った。そこから、少し歩くと湯島天神があったので、見ていくことにした、もう梅が咲いている。ダウンジャケットとマフラーという格好だと少し汗ばむくらいだ。
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 湯島天神を後にして水道橋、飯田橋と来た。ここら辺になるともう私の庭中の庭だ。大学の4年間をここで過ごしたからだ。と思っていたら、見違えるほど再開発されていた。外堀公園や昔からの建物など、昔の面影は残っているものの、高層ビル群ができていて、ソラだった部分が圧倒的に狭くなっているのだ。わが母校も例にもれず朝な夕なに仰いだソラたる部分がキャンパスの建造物になっている。ずいぶんと格好よくしてくれたものだ。ぼろい校舎で過ごした私たちはいったい?
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 ちょうど受験日だった。未来の後輩たちよがんばれ。 先輩は今からグランドラインに向かう所だぞ。もっと先輩には、沖縄の翁長知事もいるし、菅官房長官もいる。時代のダイナミズムを感じて、自分の考えを持って、良かったら一緒に歌おう。  わが母校を後にし、外堀公園沿いに歩き、市ヶ谷を過ぎれば、あと一駅分で四ツ谷。9時過ぎ頃着き二日目の日程に間に合った。  二日目も、いろんな発表者の話を聴いて、勉強になった。一日目に自分の発表が終ってたことで幾分気を楽にして聴くことができた。
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 前日どなたか分からないが、うたごえは生きる力という本を、私にくれた。「青年に読んで欲しいから」と。レセプションパーティーの混沌の中で、名前を聞かないでしまった。  その著者、高橋正志氏がサイン会をやっていたので、裏表紙に書いてもらった、「わげすたづか?」と氏は言われ、サインと「青年よ大志を抱け」の言葉を書かれた。
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これが、グランドラインにおいて私が手に入れた秘宝の一つである。 とりあえず完 やす