大学生の頃、バイト先で友達ができて、その5~6人ぐらいのグループで、よく国内外を問わず旅行に行ったものだ。
その中で、学習院大学で日本文学を専攻し、アーチェリーのサークルに入ってるSという人がいて、その人の祖母の家が金沢にあり、国内を巡る旅の途中で、2回ほど泊ったことがある。
茶屋街のど真ん中にあり、近くに銭湯もあるという、かなり好立地だったことを覚えている。
今回金沢で泊まった宿も、茶屋街近くにあったが、銭湯は少し離れた場所にあったところをみると、昔泊まったのは「にし茶屋街」の方だったのかもしれない。
その後、S君は仮面浪人の末東京大学に入ったまではわかるが、その後便りもなく、どうなっているか分からない。
幸せになってくれてればいい。
穏やかすぎて若いころは損な役回りという所が、私とも共通していたので。
今みたいにネットなどで簡単につながることが出来なかった頃、離れたらもう一生会えないかもしれないと思っていた。人と出会うことの価値が今よりずっと高かったのではないだろうか。
共に旅をして歩いた他の仲間のことも、今回の金沢旅行で思い出しました。
また何年のち、再度訪れて今回一緒に行った仲間を思い出したいと思いました。
そしてその時歌った歌を歌いたい。ちなみに、そういう貧乏旅行をしてた20年前ごろはよくミスターチルドレンなどを口ずさんでました。
あの日の詩をまたいつか。
やす